ケナフという植物

見た目が示す通りハイビスカスの仲間である植物「ケナフ」。もともとの原産地はアフリカですが、今では世界中の土地で栽培されています。ケナフは古くから「麻」と同様に織物の原材料として使用されていましたが、その新たな利用法について最近はとても注目を集めています。。2000年代以降は木材パルプの代わりとしての使用が注目され、「木材使用量を低減し、森林伐採防止出来るので環境に優しい」という点から、名刺やナプキンなどケナフを原材料とする製品が多く作られるようになりました。

資源作物としての、ケナフの可能性

近年,地球温暖化が世界的な問題として取り上げられると、「CO2吸収効率が高く温暖化防止に役立つ植物」としてケナフ注目を集めるようになりました。ケナフを原材料に使用した製品は、家具や自動車の内部部品などといったように、用途・種類共にに広がりを見せています。また、ケナフから抽出された「バイオナノカーボン」を加えた潤滑油を使い「エンジンオイル」「グリース」「機械加工油」などの開発も行われています。このように様々な可能性を持ち、環境保全に貢献できる植物ケナフは「SDGs」を掲げる現代社会において、とても重要だと言えるでしょう。

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